シリーズ:ホープ工房の生い立ち④ ~ホープ再生自転車販売・前編~
ホープ再生自転車販売の開始
ホープ工房を始める原点は、 ホープ再生自転車販売の成功にあります。
3月26日に事業所前にオープン。
アイデアは、 その前年の夏頃、事業所前に自転車が一台、一週間放置( 拾得物として、警察に届け出した。) されていることから着想しました。
この地域は、マンション街の為、 買い替えや転勤などで不要自転車が多くある事が想定され、 その不要となった自転車を大量に調達し、整備の上、 リサイクル自転車として販売することを思いついたのです。
そして、中古自転車の実情や法制度等勉強を開始。
そしてこれは、神様が「やりなさい。」ということだと確信しました。
そして平成26年秋から、 マンションから不要となった自転車を回収し始めました。
そして、近隣のマンションへ私達の活動の趣旨をお話しする中で、 心よく協力していただけるマンションも現れて、 回収を本格化させていきました。
集めた自転車を冬場に整備し、 リサイクル販売に向けた準備を行っていきました。
障がい者支援事業の一つである、たい焼・たこ焼店での仕事は、 人前での仕事の為、苦手な方も多くいます。
一方、 一人で黙々と作業するのが得意な方もいます。
そういう方にとって、 自転車のさび落としや修理をマイペースで行うのは、 格好の仕事となりました。
「再生」は「再び生きる、生かされる」
あるメンバーが、自転車修理をする過程で、 その自転車を自分のことのように思ったと言っていました。
自分は廃人みたいなもので、何の価値もないと思っていたが、 このように廃棄物一歩手前の自転車が、再生し、 よみがえっていくことに直接携わり、それが実現していくと、 まるで自分のことのようにうれしく、 自分にもその可能性を感じる。
その話に感動した私は、 単に中古自転車販売としてとらえるのではなく、「 再生」のフレーズを使い「ホープ再生自転車販売」と命名しました。
放置自転車の処理に困っている方々からは、感謝されている。
事業所一階の駐車場の一角を利用して自転車整備作業を行い、 事業所の前に自転車を展示するといった、 充分とはいえない体制ではありましたが、とにかく始めました。
次回に続きます。
執筆:代表斎藤
関連情報
ホープ工房
ホープ工房は、札幌西区の障がい者就労支援事業所ホープで制作している手工芸品の販売サイト。
主たる支援事業であるホープ再生自転車販売で培ったノウハウを活かし、
自転車パーツを活用したアクセサリーやアイデアグッズを販売。
また、完全無添加・無着色の犬用チーズおからクッキーやプロミュージシャン監修の
ハンドメイドカホンなども販売。
屋号 | 特定非営利活動法人 生活相談サポートセンター |
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住所 |
〒063-0004 北海道札幌市西区山の手4条1丁目1-28 |
営業時間 |
9:00~18:00 定休日:土・日・祝 |
代表者名 | 斎藤 博之 (サイトウ ヒロユキ) |
info@hopekobo.com |