痛風
痛風
「痛風」と診断されてから約5年が経過しました。
3~4か月に一度通院し、血液検査とその結果に応じて投薬治療を行っています。
痛風と聞くと、足の親指の付け根あたりが赤く腫れて、吹く風が患部を通り過ぎるだけでも激しい痛みが走るという話をよく聞きます。
しかし、僕の場合、そこまでひどい「痛風発作」は経験がありませんでした。
たまぁにピリッとしびれる感じがあっても瞬間的なもので、日常生活に支障を感じることはありませんでした。
ただ、血液検査で「尿酸」の値が標準値の上限7.0mg/dlを超え9.0を記録したこともあり、通院治療を続けておりました。
それは、ある日突然のことでした。
今年の6月に入ってすぐ、何やら右手親指の第一関節と第二関節の間がチクチクと痛みだし、徐々に赤く腫れてきて激痛と共に動かせなくなりました。(上写真参照)
最初は、何かにぶつけたか突き指でもしたかと思いましたが、この晴れ具合に不安を感じ、いつも血液検査をお願いしている病院で診てもらうことに。
すると、見事に「痛風発作」とのこと…。
おお、これが痛風発作か。
今まで自分で「俺、痛風だから…」とはいうものの、それらしい体験をしたことがなく、人に言うにも、その旨を理解してもらうのには、しばらく説明の時間が必要でした。
やっとこれで一人前の痛風患者。
風が吹くたび…とまでは行きませんが、ちょっと油断して普段通りの動きをすると、とたんに「ズキズキッ!」という痛みが走り、しばらく悶絶するという時間が流れました。
病院からは、治療のための塗り薬や湿布薬などはなく、飲み薬を5日分ほど処方されただけでした。
それでも、飲み始めると3~4日で症状は落ち着き、普段の生活を取り戻しました。
しかし、腑に落ちないのは、発作に至るまでの経緯です。
よく痛風は「贅沢病」などと称されますが、自身の生活としてはそこまで贅沢三昧の生活を送っていたとは思えません。
飲酒も飲む内容や量にしっかり配慮し、食べ物もなるべくバランスの良いものを摂るよう心がけていました。
運動は、日ごろから体力を使う仕事ですから運動不足を感じることはありませんでした。
しかも、直近の血液検査では、結果も上々で主治医の先生からは「100点です!」とまで言われたのです。
にも拘(かか)わらず、なぜ!
ここにはほんの少しの落とし穴があったようです。
先生に聞くと「よく汗をかくようになると、血液も濃くなり、体調にも影響します。なるべく多く水を飲むようにしてください」とのこと…。
血が濃くなると、不純物がつっかかる確率も高くなる。
すなわち、尿酸結晶もできやすくなるということ。
そうです。
そうなんです。
「水」を多く飲んでいれば避けられた発作だったのです。
後悔の念と同時にこんな当たり前のことを続けるだけでも生活の質に大きな違いが生まれるのかと、大きな学びを得ました。
時の流れというのは、ほんの短い1秒1秒が積み重なり1分になり、1時間になり、1日になり、1年になり…大きな時間の流れになるのですね。
人の体も、似たようなことがあり、ほんの些細な取り組みが積み重なれば、後々大きな流れに変わる…。
それが、ほんの小さなことでも、体に良いことであればよい大きな流れに、悪いことであれば悪い大きな流れになるということなんですね。
大それたことをやる必要はなく、些細なことでもいいから長く続ける。
これが良い流れを作り出す一番の方法のようです。
しかし、わかっちゃいるけどやめられない。
あホレ、スィースィースーダラダッタスラスラスィスィスィー♪
人間の罪深き悲しい性が邪魔をする…。
罪との闘いこそが人生なのでしょう…。
執筆:スタッフ小野
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商品紹介
ホープ工房
ホープ工房は、札幌西区の障がい者就労支援事業所ホープで制作している手工芸品の販売サイト。
主たる支援事業であるホープ再生自転車販売で培ったノウハウを活かし、
自転車パーツを活用したアクセサリーやアイデアグッズを販売。
また、完全無添加・無着色の犬用チーズおからクッキーやプロミュージシャン監修の
ハンドメイドカホンなども販売。
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