貧困家庭は減らない:コロナ禍の後、ホープ食堂利用者の増加
もう10年以上前になるのでしょうか、札幌で、病気になった姉と障がいがある妹が冬に餓死した事件がありました。
今は、コロナの後遺症を訴える方たちの貧困家庭が増え続けているようです。
月2回実施の、ホープ食堂の利用者も増え続けています。
先ず、仕事時間が激減して、収入が半分になったシングルマザーの家庭。
「児童扶養手当」も「前年の所得」をみて支給がきまる為、塾も行けなくなる、長期休み中は給食がないので昼食代も嵩む。
「前年所得による支給」は実態とズレが生じます。
制度の柔軟な運用をしてくれないと、貧困層が増えていきます。
先日の新聞で「払えないのはSОS」支援を届ける、という記事を目にしました。
携帯電話の料金や税金の滞納を「SОS」ととらえ、生活再建につながる情報を積極的に届けていく…
滋賀県野洲市で、税金、国民健康保険、公営住宅の家賃、水道料金、給食費など、役所に集まるさまざまな滞納情報を市民からのSОSととらえて行政から働きかけていく、という枠組みを作ったそうです。
滞納の背景には、借金や病気、家族の介護、子どもの不登校・ひきこもりなど、複数の要因が折り重なっているとありましたが、一人暮らしの高齢者も是非気に掛けてほしいと思います。
年金が出ていてもぎりぎりの金額で、病院代を捻出するのも難しいという方、反対に本当に少ない年金でぎりぎりの節約をしながら、少しずつ貯金を重ね通帳に多額の金額が貯まっている方もいました。
生活は人それぞれ、ただ親のネグレクトを受け誰にも助けを求められない子供やアダルトチルドレン、そういう子供が大人になって孤独のうちに子育てをするようになる、誰かに助けを求めないと悪循環の連鎖は止まらないようです。
ホープ食堂を新しく利用される方にも呼び掛けていますが、生活相談サポートセンターは1000人以上の相談を受けていろいろな方に応じた解決方法を一緒に考え、必要なら行政窓口を探します。
先ず、一人で悩まないで相談ください。(良)
聖書の一節より【ヤコブの手紙 第2章14節~16節】
14節:
私の兄弟たち。
だれかが自分には信仰があると言っても、その人に行ないがないなら、何の役に立ちましょう。
そのような信仰がその人を救うことができるで しょうか。
15節:
もし、兄弟また姉妹のだれかが、着る物がなく、また、毎日の食べ物にもこと欠いているようなときに、
16節:
あなたがたのうちだれかが、その人たちに、「安心して行きなさい。暖かになり、十分に食べなさい。」と言っても、もしからだに必要な物を与えないなら、何 の役に立つでしょう。
ホープ工房
ホープ工房は、札幌西区の障がい者就労支援事業所ホープで制作している手工芸品の販売サイト。
主たる支援事業であるホープ再生自転車販売で培ったノウハウを活かし、
自転車パーツを活用したアクセサリーやアイデアグッズを販売。
また、完全無添加・無着色の犬用チーズおからクッキーやプロミュージシャン監修の
ハンドメイドカホンなども販売。
屋号 | 特定非営利活動法人 生活相談サポートセンター |
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住所 |
〒063-0004 北海道札幌市西区山の手4条1丁目1-28 |
営業時間 |
9:00~18:00 定休日:土・日・祝 |
代表者名 | 斎藤 博之 (サイトウ ヒロユキ) |
info@hopekobo.com |