こんなに感謝されるなんて!:好きだからこそ、歓喜の釣り、美味しい収穫物、未来アングラー誕生
ホープ再生自転車販売店長の一言 その57
ホープ再生自転車販売店長の相馬です。
札幌は、雪まつりが始まりました。
雪国ならではのイベントが3年ぶりに帰ってきました。
このイベントを待ち焦がれていた色々な思いを持った人たちが、札幌にやってきます。
私達、ホープ再生自転車販売ももうすぐやって来るオープンに向けて、様々な改革を進めているところです。
より利用しやすいお店を目指していますので、オープンまでもう暫しお待ちください。
さて今回のテーマは、「こんなに感謝されるなんて!」です。
先日ですが、私の妻が集っている教会の付属学校の小学生達の修学旅行が行われました。
2泊3日の行程で行われたのですが、通常は夏から秋に掛けて行われることが多いのですが、昨今のコロナ事情などを配慮して、この冬の時期に行われることとなりました。
そんな時、旅行プランを考えている方から私に相談があり、冬ならではのプランとして「ワカサギ釣り」をさせたいので、協力を願えないかということで、お手伝いしますよと返事をしていたのです。
ところが、年が明けて、あと一ヶ月で旅行となる時に、大きな事件が起きてしまいました。
旅行のプラン担当や引率の責任者でもあるこの方が、突然の病魔に襲われて倒れてしまいました。
緊急手術が必要な大変な状態で、私も大変心配しましたが、無事に手術も終えて、一命を取り留めることが出来て、一安心でしたが、この冬の就学旅行は宙に浮いたままでした。
本当に旅行は実施できるのか、私に託された「ワカサギ釣り」の件はどうなるのかなどの不安材料はたくさんありましたが、代理の旅行引率の方がたてられ、旅行は実施される運びとなりました。
でも、代理の方は「ワカサギ釣り」は未経験でありましたので、一度経験する必要がありと思い、練習も兼ねて一週間前に引率者向けの体験会を開いたりなど、準備は怠りなく行い、また、当初予定していなかったのですが、お手伝いをしてくれる方まで現れました。
これには、本当に有難かったです。
そんなこんなで、なんとか当日を迎えました。
今回の「ワカサギ釣り」は学習の一環ということで、単なるお楽しみアクティビティではない内容が必要だと思っていましたので、釣り場でのテント建てから、釣竿の準備など成るべくは、子供たち自らが行う方向で実施したのですが、これがちょっと大変。
凍った川の上に出るまでの道は前日の大雪のため、通路は無くなっており、雪を掻き分けて進む必要があり、ここからが既に「訓練」と呼べるレベルでもありました。
さらに、テントを建てる際にも、雪を掘ってベースを作り、雪が吹雪く中、子供と大人で協力してやっとテントを立てて、逃げ込むように中に入り込むと、何故かさっきまでの天候は嘘の様に穏やかになっていました。
テントの中で氷にアイスドリルで穴を開け、竿に糸を通し、仕掛けを付け、とても小さな針に餌を付け、氷の穴の中に落とし込むと、やがて竿先に小さなプルプルとした当たり。
さっと竿を持ち上げると・・・・、そこには魚が・・・・、何故かいない。
それでも、竿を上げるタイミングや、餌の付け方、魚がいる水深を探りなどの工夫、努力を重ねていると、やがてやっと初釣果。
準備などを終えて釣り始めたのが10時半、そこから終了の14時まで、誰も竿を置く子供はいませんでした。
それよりも、時間になって昼食を食べようと声を掛けても、「ご飯食べている時間が勿体無い」と言って夢中になって竿を振っていたのです。
この気持ちには、私も驚かされました。
最初は、生の虫エサは嫌だ、気持ち悪いなどと言っていた子が、最後には「虫エサの方が釣れるから、こっちのエサにする」、生きた魚に触るたびに「ギャー、気持ち悪い」と言っていても、釣れたワカサギを見てすっかり釣人の表情になって、次々と上がる釣果に大喜びをするように変わっていました。
終了間際になって、「あと5匹釣れたら終了」と声を掛けたところ、それまではポツリポツリの釣果だったのに、あっという間に次々と釣り上げて、「ハイ終了」。
少し名残惜しそうでしたが、皆でテントを片付けて、駐車場でお見送りして別れました。
その夜、釣ったワカサギを子供たちが、大人の手助けを得ながら、おいしそうな天ぷらにした写メを送ってくれました。
その旅行のすぐ後の日曜日に、参加した子供たちの親御さんに会う機会があり、皆さんから、ご丁寧なご挨拶を戴き、自分では好きなこと(釣り)の延長で、お手伝いしただけなのですが、嬉しかったです。
そして、この旅行を計画し、ワカサギ釣りのプランを考えてくれた方にも、メールで様子を伝えてあったところ、大そう喜んでくれました。
きっと心配もあり、不安に思っていたこともあったと思いますが、この結果を聞いて、さぞかし安心できたことと思います。
「好きこそ物の上手なれ」
この言葉の通り、苦手にしていたことを克服して、ワカサギ釣りが好きになったからこそ、上手になり、ちゃんとワカサギを釣り上げることが出来たんですよね。
しかも、私に至っては、好きだからこそ、それを見込まれてワカサギ釣りプランを任されて、子供たちに楽しいひと時を提供でき、さらにはその親御さんから大層感謝をされて嬉しい気持ちを沢山いただきました。
どんなことでもそうなのですが、自分がしたことにより、喜んでくれる人がいるということが、未来に向けて進んでいこうとするモチベーションになりますよね。
相手から感謝されて、自分もまた嬉しいと思えることを、様々な場面で喜んでできることの有難さを感じます。
ということで、ここから将来のアングラー(釣人)の未来が始まり、釣りキチが誕生するかもしれないなぁと、やや打算的な考えを持ちながら、この話を閉じます。
ここからは、いつも通りのホープ再生自転車販売のコマーシャルです。
私達も、地域に愛される自転車屋として、営業しておりますが、ホープ再生自転車販売の店舗は、現在冬期休業しております。
営業再開は、令和5年(2023年)3月を予定しておりますので、宜しくお願いいたします。
そして、いつもの様にホープ工房の宣伝です。
私のブログをご覧になり、興味を持っていただいた方、まだホープの事をご存じない方は、一度ご来店いただくことを希望いたします。
ホープ工房商品ご購入希望の方は、同系列店の「たい焼きたこ焼ホープ」の店内、大通り交流拠点地下広場内の元気ショップ、JR札幌駅西コンコース内の元気ショップ「いこ〜る」(いこーるは、2/1より販売を再開しています)でも販売しております。
遠方の方は、どうぞネットショップもご利用ください。
執筆:スタッフ相馬
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商品紹介
ホープ工房
ホープ工房は、札幌西区の障がい者就労支援事業所ホープで制作している手工芸品の販売サイト。
主たる支援事業であるホープ再生自転車販売で培ったノウハウを活かし、
自転車パーツを活用したアクセサリーやアイデアグッズを販売。
また、完全無添加・無着色の犬用チーズおからクッキーやプロミュージシャン監修の
ハンドメイドカホンなども販売。
屋号 | 特定非営利活動法人 生活相談サポートセンター |
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