真の社会貢献とは何か・その2:単身世帯、エネルギー問題、一人より二人
私は、一人暮らしに憧れがあります。
自分の好きなことを好きな時間に好きなだけできる。
これは一人暮らしをする場合の大きなメリットと言えるでしょう。
家具や家電、インテリアなどを自分好みにできるのも一人暮らしの良いところ。
自己管理さえしっかりしていれば、食べる物や寝る時間、部屋の中での過ごし方など人に気を遣うこと無く自由でいられるのは、とても魅力的です。
デメリットも当然あるのですが、現代の日本人の気質からすると上記のような思いで単身者世帯を選択する人は少ないくないと思います。
では、実際どれくらいの人が一人暮らしをしているのでしょうか。
2020年に実施された「国勢調査」によると、このようなデータがあります。
日本の総世帯のうち「単身」世帯は全体の38%。
かつて標準世帯と呼ばれた「夫婦と子」世帯は25%。
そもそも「世帯」とは、
住居及び生計を共にする者の集まり又は独立して住居を維持し、若しくは独立して生計を営む単身者をいう。(厚生労働省)
ということなのです。
その「全世帯」の約40%近くが「単身世帯」
一般的なイメージの強い「夫婦と子」の世帯が25%
ということは、ちょっとズレるかもしれませんが、
100人中、40人は一人暮らし。
25人は結婚してて子どもがいる。
残りの35人は二人暮らしやその他の形で複数人で暮らしているということになると思います。
ここでやっと社会貢献の話に入るのですが、
一人で暮らすのは気楽で良いのですが、実は「ムダ」も多い暮らし方なのです。
例えば、部屋の灯り。
その部屋に、人が二人いたらその灯りの価値は倍になる。
1台のテレビも、二人で観れば、テレビそのものの存在価値も番組によって得られる感動も倍になります。
お料理の手間も一度に二人分作るのは倍の労力がかかるわけではないのに、二人のおなかがいっぱいになる。
車での移動も、一人で乗るよりも二人で乗る方が、その価値は倍になり、徒歩や自転車、公共交通機関に比べ短縮される時間も倍になります。
これらの事柄は、かなり省エネルギーに貢献ができるのではないでしょうか。
毎年のように、水や電力の不足が叫ばれ、環境破壊や地球温暖化は悪化の一途とたどっています。
さらに、これらの問題を解決するために様々な努力、労力、お金、時間が費やされています。
今、一人で暮らしている人同士が二人で暮らすことで多くの負担が軽減されるなら、それはかなりの社会貢献と言えるでしょう。
とはいっても、それがなかなかうまくいかないのが人間。
人間関係こそ、何をおいても大きな課題。
私の一人暮らしへの憧れも、いろいろな矛盾と自己中心的な思いが混ざり合ったところにあるようにも思います。
良い人間関係を保ちながら、二人暮らしを続け、その後、人口増加に寄与しさらなる社会貢献へとつなげていく…。
そんな社会を目指そうという、社会活動、あってもよさそうなんですけどね…。
執筆:スタッフ小野
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