今回は、先日亡くなられたイギリスのエリザベス女王について書きたいと思います。

これまで、日本でイギリスのロイヤルファミリーのことについて知る機会と言えば、ダイアナ元妃の関連のゴシップや、王子たちの結婚・出産などについてが多く、あまりエリザベス女王ご自身のキリスト教への信仰について知る機会はありませんでした。

しかし、９月19日に行われた葬儀が、「神をたたえる礼拝そのもので、大変素晴らしかった」とのクリスチャン仲間のコメントをSNSで多く見かけ、エリザベス女王がどれほど神に信頼し、祈りをもって国民に仕えた君主であったのかを知るよい機会となりました。

エリザベス女王の葬儀をテレビ中継で見守った人は、全世界で40億人と推測されており、実に全世界の人口80億人の約半分が、この葬儀を見ていた可能性があるとのことでした。

私も後日youtubeで見ましたが、葬儀は荘厳で美しく、最初から最後まで賛美と祈りと聖書の言葉に満ちており、まさに神様をたたえる礼拝そのもので、とても心動かされるものでした。

エリザベス女王が、この70年間の在位の間、神様にへりくだり、祈りをもって神と人に仕えた信仰者だったことを物語っていますので、 内容に興味のある方は、以下のリンクからご覧ください↓

世界に聖書から福音を宣言：エリザベス女王国葬 2022.9.20 – オリーブ山通信 (mtolive.net)

また、別な記事にはエリザベス女王が自身の信仰について語られた言葉も掲載されていました。

（以下クリスチャントゥデイの記事からの抜粋）

「皆さんにお願いします。どのような宗教をお持ちであれ、どうかその日（戴冠式の日）、私のために祈ってください。私がこれから行う厳粛な約束を果たすために、神が知恵と力を与えてくださるように、また生涯にわたって、神と皆さんに忠実に仕えることができるように祈ってください」

（1952年、即位後初めてとなるクリスマスメッセージ）

「私にとっては、キリストの教えと、神の御前で求められる私自身の説明責任が、私の人生を導くための枠組みとなっています。私は多くの皆さんと同じように、困難な時にキリストの言葉や模範から大きな慰めを得てきました」

（2000年のクリスマスメッセージ）

「私は、良い時も悪い時も、自分の信仰にどれほど頼っているかを知っています。毎日が新しい始まりです。正しいことを行い、長い目で見、その日その日にベストを尽くし、神に信頼することが、私の人生を生きる唯一の道であることを知っています。自分の信仰からインスピレーションを得ている他の人々と同じように、私はキリストの福音にある希望のメッセージから力を得ています」

（2002年のクリスマスメッセージ）

女王という、とても責任が重く、深い知恵と鋭い判断力が必要となる立場にありながらも、自分の考えに頼るのではなく、常に神様からの知恵や力を求め続けたエリザベス女王。

女王としての威厳とチャーミングさを兼ね備えた女王は、イギリス国内のみならず、全世界の人々から愛されました。

女王の生き様と、死してなおキリストを証しするその姿を見て、このように生涯、神様に従い抜く人生を送っていきたいなと、私も改めて思わされました。

聖書の一節より

【へブル人への手紙12章1、2節】

「このように多くの証人たちが、雲のように私たちを取り巻いているのですから、私たちも、いっさいの重荷とまとわりつく罪とを捨てて、私たちの前に置かれている競走を忍耐をもって走り続けようではありませんか。信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。」

【第一コリント９章23～25節（一部抜粋）】

「私はすべてのことを、福音のためにしています。あなたがたも賞を受けられるように走りなさい。朽ちない冠を受けるためにそうするのです。」

エリザベス女王は自分に与えられたレースを走り切り、イギリス女王としての冠を地上に置き、永遠に朽ちない冠を、天で神様からいただいたのだろうと思います。

そんな生き方、憧れますね。

執筆：スタッフ津田