ありがとう:不思議な言葉、感謝、嫌悪、喜び、怒り
最近、歳のせいか元気のいい挨拶やハッキリとした意思表示の大切さをひしひしと感じています。
なぜなら、これらのことがすんなりにいくかいかないかで、その後の展開に大きな差が生まれるからです。
ありがとう
先日、こんな話を耳にしました。
ある人が忙しそうに食事の準備をしていると、その様子を見ていたもうひとりの方が手を貸してくれました。
準備はスムーズに進み、食事の時間も楽しく過ごすことができました。
食事を準備していた人は、手を貸してくれた方にお礼を言いました。
「ありがとう」
別の日、また忙しそうに食事の準備をしていると、同じ方が手を貸してくれました。
準備はスムーズに進み、食事の時間も楽しく過ごすことができました。
前回同様お礼を言おうとしたのですが、もうすでにその方はそこにはおらず、お礼を言うことが出来ませんでした。
食事の準備をしていた人は、お礼を言えなかったことで、
「あの人は腹を立ててないだろうか」
「ありがとうも言わずに、私はなんて酷い人なんだろう」
「もう手伝ってくれないんじゃないだろうか…」
「楽しい食事の時間がもうすごせないのでは…」
そう考え、悶々とした時間を過ごしたそうです。
そして翌朝、手伝ってくれた方の姿を見つけるなり、すかさず駆け寄り、こう言いました。
「昨日はありがとうを言えずにごめんなさい」
すると手伝ってくれた方は、
「そんなに丁寧に。ありがとう」
感謝の思いがいつしか謝罪の気持ちに変化し、お礼を言われる側がいつしかお礼を言う…。
ちょっとしたタイミングのズレで人の気持ちは複雑に入れ替わります。
とあるショップで
お店の店員さんは、比較的「ありがとう」と多用します。
「ご来店ありがとうございます」
「お電話ありがとうございます」
「お問い合わせいただきありがとうございます。」
「お買い上げありがとうございます」
「ありがとうございました。またのご来店お待ちしております」
言われる側(客)は、まんざらでもなく、それでいて言われるのはある意味当たり前な感覚でいます。
これがひとたび、「ありがとうございます」が聞こえてこなかったら、どうでしょう?
「なんて店だ」
「社員教育がなってない」
「客を何だと思っているんだ」
ちょっと偉くなったかのように、怒りにも似た違和感を感じたりします。
本来、商売の原理的な側面で言うと「買う側」と「売る側」はあくまでも対等な立場。
「商法」的な視点からも契約を行う双方は互いに対等であることが基本とされています。
しかし、やっぱり人間(特に日本人)は、どちらかを上に、もう一方を下に置きたいのでしょうか。
「お客様は神様です」の原則がいまだに深く広くしみ込んでしまっているように感じます。
客は本来、偉くも何ともなく、ましてや神様であるはずもないのです。
むしろ、お店側の方がお客様に喜んでもらおうと、手を変え品を変え、様々な商品・サービスを提供するため日夜努力をしています。
ここはやはり、対等な立場として、店側も客側もお互いに「ありがとう」としっかり言い合える文化が成長してくれることを願います。
幸せだ
最後にもう一つ
みなさん(特に大人の男性の方)は「幸せだ」と言葉ではっきりと口にしたことはありますか?
私の身近によくこの言葉を口にする方がいます。
良いことがあった時は必ずと言っていいほどこの言葉を口にします。
「幸せ」である状況とは、そうそう日常に頻繁にあることではないように思います。
しかしその反面、「幸せ」な状況になって、頭や心で「幸せ」な感情になったとしても、なかなかこの言葉を口に出して言うことは多くないでしょう。
どこか照れくさかったり、カッコつけていたり、いろんなものが邪魔をして、心に感じたことを口に出して表現することができなくなっていないでしょうか。
私は、その傾向がとてもつよいです。
ポジティブな言葉を口に出して言うことは、人の心にプラスの力が作用し、さらにポジティブな言葉を生み出します。
その言葉がまた別の人の心にプラスの力が作用し、さらにポジティブな言葉を生み出します。
ちょっと照れくさいかもしれませんが、これは実践する価値ありです。
皆さん、ぜひ、ポジティブな言葉を掛け合い、お互いを励まし合いながら日々を過ごしていきましょう。
執筆:スタッフ小野
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