ホープ工房 ホープ工房は、札幌西区の障がい者就労支援事業所ホープで制作している手工芸品の販売サイト。主たる支援事業であるホープ再生自転車販売で培ったノウハウを活かし、自転車パーツを活用したアクセサリーやアイデアグッズを販売。また、完全無添加・無着色の犬用チーズおからクッキーやプロミュージシャン監修のハンドメイドカホンなども販売。

マスキングテープ 「質素、地味、知らない」から「華やか、派手、みんな知ってる」へ

 

マステ施工

 

地味で質素な実用品

 

近年、マスキングテープがブームとなり、いろいろな柄、色、種類が発売されるようになり、多くの人が好んで、興味を持って利用するようになりました。

 

従来のマスキングテープといえば、塗装作業をはじめとして、モノづくり、特に工業系のお仕事現場という限られた分野で「実用品」として目にすることが多かったかと思います。
私、個人的には、学生時代の「製図」の時間に、製図台に製図用の紙を貼り付けるのに使っていました。
今は、自転車のチェーンカバーや泥除けを塗装する時に、塗料がついていほしくないところに文字通りマスクするためによく利用します。

 

こういった場面で使われるマスキングテープは、今でこそ黄色や水色など明るめの色合いのものもありますが、昔はベージュ系が中心だったかと思います。
作業の中で一時的に貼り付けてすぐはがされ、捨てられることが多く、使われる現場も裏方が中心。
決して目立つ存在ではなかった。
脇役で、粗末に扱われてもあまり気にされることはないほどのちっぽけな存在だったように感じます。
実際使うととても便利なものでしたが、日用品としてのポジションはまだ、獲得できていなかったように思います。
購入するにしても、業務用として文具店でも片隅の方。
在庫も決して多いものではなく、沢山の人が手に取る商品ではなかったかと思います。

 

 

マステ1

 

 

派手で華やかな日用品

 

しかし、近年、西暦2000年を少し過ぎた頃でしょうか、文房具店に新たなコーナーが設けられ、色とりどり、柄やサイズも多種多様のマスキングテープが並び始めました。
地味ながらも、その利便性、使い勝手の良さから意外にファンも多く、日用品として利用している方も多かったとのこと。
そんな方々からの要望をチャンスととらえた製造メーカーは、テープの素材や色、柄、幅、長さなど様々な改良を加え発売。
文房具店の一角を担う、人気商品へと変貌を遂げたのです。

地味なノートや手帳をデコレートして自分なりのデザインを楽しんだり、プレゼントのラッピングに利用したり、家具やパーティーの飾りつけなどに応用したりと、その使い方は、以前とは比べ物にならないくらい華やかで多様性があり、皆が好き好んで楽しく利用できる人気のアイテムとして生まれ変わりました。

 

私がここでお伝えしたいのは、このマスキングテープのように、今現在、あまりぱっとしない地味な存在の物でも、見方を変えたり、とらえ方を変えると存在価値がぐっと増していくものが他にもあるのではないだろうかということです。

これまでの固定概念や周りの風潮などに縛られ、物事の本質に目が届いていないものが他にもたくさんあるのではないだろうかということです。

 

 

マステ2

 

 

「良い点」を探し生かそう!

 

人間も同じでしょう。

社会的な風潮の中で生きづらさを強いられている人。
経済的な問題で素質を育て発揮する機会を奪われている人。
心や体の病気や障害により素質はあるのにやる気をなくしている人。

非常にもったいないことになっています。

 

人には誰しも平等に「良い点」というものがあるはずです。

ある人物を見たときに、地味だなと感じたり、つまらないなと感じたとしても、必ずどこかに「良い点」があるはずです。
そう信じて、ちょっと見方を変えたりとらえ方をかえることで、その「良い点」が見えてくるのではないかと思います。
そしてまた、その人物の「良い点」をどうにか生かそうと思った時、その人物本人がそのチャンスを見逃さずしっかりつかみ取ることができれば、マスキングテープと同じように鮮やかに生まれ変わることができるのではないかと思います。

今、全く興味を持っていないことやつまらないなと感じるもの、むしろ、いやだな、嫌いだなと感じる物にこそ、あなたの人生を変える「良い点」が隠れているかもしれません。

そう考えると、見る物すべてが希望にあふれているように感じませんか?

 

 

執筆:スタッフ小野

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ホープ工房は、札幌西区の障がい者就労支援事業所ホープで制作している手工芸品の販売サイト。
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自転車パーツを活用したアクセサリーやアイデアグッズを販売。
また、完全無添加・無着色の犬用チーズおからクッキーやプロミュージシャン監修の
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