Band~Vo.Gt.Ba.Dr・それぞれの役割分担~
バンドはいきもの
楽器を使って音楽を奏でる人たちを「バンド」といいますよね。
私は以前から「バンドってまるでひとつの生き物のようだな…」と感じています。
シンプルな「ロックバンド」を例にあげると…ヴォーカル、ギター、ベース、ドラム。
それぞれのパートには「役割」があり、その「役割」を全う(まっとう)することで一つの「音楽」が出来上がります。
その「役割」とは…。
「鉄道の旅」に置き換えると何となくしっくりくるのではないかと、私は感じています。
鉄道の旅
ドラムは、線路と列車のエンジン(原動機の駆動)。
テンポやリズムが決まり、列車が動きます。
ベースは、車体の基本構造や足回りや走り、また、旅の流れや方向性。
旅を動かし、展開を促します。
ギターは、列車の色や形、機能。そして旅の目的や訪れる場所や道中の雰囲気。
旅に物語を加えます。
ヴォーカルは、旅人。
その人がその旅で見たもの、聞いた音、出会った人、食べ物の味、かいだ匂い、感じた感情を言葉で表します。
楽器の担当と人柄
各楽器の担当者は、その役割に適した人柄であることが望ましいでしょう。
ドラムは、基本的な安定感が必要とされる縁の下の力持ち。
ベースは、地味ですがリズムとハーモニーの調和、協調が求められます。
ギターは、目立ちたいけど支えたい、ナンバーツー。ヴォーカルの良きパートナー。
ヴォーカルは、全体のカラーを決める表現者。伝える力、訴える力が問われます。
意外とバラバラな感じがします…。
さぁ、音楽を奏でよう
バラバラの人柄が同時に演奏して「音楽」が生み出されるわけですが、自分のやるべきことをただひたすら独りよがりにやっていては、良い音楽を生み出すことはできません。またその逆に、自己を消して、周りに合わせて演奏することもよい音楽を生み出すには不十分です。
大切なのは、自分のすべき役割をしっかりと全うするのと同じくらいにお互いの関係性に配慮すること。
自分とバンドメンバーを同じくらい大切にしなければ質の良い音楽は生まれないということでしょう。
全員が同じようにそう考えて演奏することで、生きた質の高い、一つの音楽が生まれるのだと思います。
バンドが一つの生き物だと感じるのはそんなところからだと思います。
まるで、ひとりひとりは、その「バンド」という生き物を構成する臓器のようなもの。
臓器ひとつひとつはそれぞれに役割があるが、その役割だけでは成り立たず、他の臓器との結びつきにより一つの体となる。
どんなことでも複数人で何かをする場合、おそらく、この考え方が当てはまるように思います。
会社組織などが「法人」と呼ばれるのも、同じ考え方なのかもしれません。
学校や地域社会、コミュニティー、ひいては国や地球そのものも同じ考え方が当てはまると思います。
それぞれがそれぞれの「役割」を全うし、それと同じ思いで周りを大切にすることで住みよい社会が形作られ、暮らしやすい毎日が送れるのではないでしょうか。
自分の役割とは…
当事業所に集う仲間たちは、図らずもハンディキャップを背負い、社会に生きづらさを感じながらも、自分の役割を取り戻そうと毎日通ってきてくれています。
まずは自分の役割を取り戻すところから。
そんな思いを形にしたのがウチの商品です。
ぜひ一度ご覧ください。
執筆:スタッフ小野(ベースを弾いています)
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商品紹介
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