ホープ工房 ホープ工房は、札幌西区の障がい者就労支援事業所ホープで制作している手工芸品の販売サイト。主たる支援事業であるホープ再生自転車販売で培ったノウハウを活かし、自転車パーツを活用したアクセサリーやアイデアグッズを販売。また、完全無添加・無着色の犬用チーズおからクッキーやプロミュージシャン監修のハンドメイドカホンなども販売。

札幌で中古自転車を整備、販売しながら思うこと。

ネット通販

 

品質を問う

 

今日はちょっと硬い話をします。

 

現代社会を生きる私たちは、買いたいな、欲しいなと思う「モノ」に対して「品質」に気を遣う傾向にあると思います。
特に日本人は。

 

  食品なら、原産地、賞味期限、鮮度など…。

 

  工業製品なら、傷や汚れ、製造国、素材など…。

 

  モノだけではありません。

 

  製造技術や職人のウデ、お店や担当者の雰囲気・態度、形に残らないサービスや気遣い、アフターフォローや保証など…。

 

  しかも、少しでも気にいらないところがあると、急に怒りが込み上げてきます。

 

  他の人が自分より良いものを手にすると、急に自分が損をした感情が湧いてきます。

 

この傾向が厳し規制を生み、充分食べられる食品が廃棄されたり、機能的には正規品と変わらないのにわずかなキズがあるだけで正当な利益をえられなかったり、様々な場面に非効率が生じているのではないかと思います。

それは理不尽な社会問題と化し、是正しようと逆の傾向が動き出します。

 

  フードロス問題、地球温暖化対策、エネルギー問題、リサイクル運動、時間や空間の有効活用…

 

  無駄を減らし、よりシンプルで効率的な生活を求める流れです。

 

  多少の傷やヨゴレは気にせず、モノを大切に使おうという考えも見直されてきています。

 

  さらには、コロナ禍の影響として、テレワークの普及により、都会を離れ郊外へ移住する方も増えてきているようです。

 

このような浪費と節約の流れは、ギスギス、イライラした気持ちから、ゆったりリラックスした気持ちに変わりつつあるのかな…と思うかもしれませんが、実は決してそうではないのです。

 

人は悲しいかな、この二つの感情を、程度の差はあるものの、常に両方持ち合わせています。

 

  人は、賞味期限を気にしますが、一方で廃棄される食品を痛ましく思います。

 

  人は、新商品や限定商品に飛びつき、キズやヨゴレ、状態を気にしますが、一方でリサイクルショップにも行きます。

 

  人は、人の目を気にし、時に部屋に引きこもりがちになりますが、一方でSNSが進歩し、多くの人が利用してます。

 

また、こんな現実もあります。

 

  タバコや喫煙は、今、社会的に問題視され、環境面、健康面などでいろいろな悪影響が取りざたされています。

  喫煙人口も減少傾向にあります。

  しかし、一方で平均年収の業種別ランキングをみると、タバコ業界はナント2位!

  たばこ業界に就職すると安定した生活が送れるという考え方ができます。

 

この矛盾は一体なんなのでしょう…。

 

 

天秤

 

 

天秤の右端と左端

 

恐らく、両極端の要素があるからこそ、社会は動き、前に進むということなのではないでしょうか。

 

  超几帳面の人がいて、超怠惰な人がいる。

 

  超厳しい人がいて、超優し人がいる。

 

  「右に行こう!」という人がいて、「左に行こう!」という人がいる。

 

両極端な考え方、両極端な性質がある現実の中で、片方が片方を押さえつけてしまう、もしくは負かして消し去ってしまうというのは良くないことなのかもしれません。

 

大切なのは、お互いを理解しようとする姿勢ではないでしょうか。

 

苦手なところを補い合い、励まし合い、得意なところを任せる。

 

いがみあったり、けなしあったりするのではなく、助け合い、連携し歩むことで、大きな流れの中を同じ方向に進められるようになれれば、良い社会に近づけるのではないかと思います。

(補足:だからといって悪を赦すということではありません。何が悪か、物事の本質を見極める目を養う必要があると思います)

 

 

 

身近なアンバランスに目を向ける。

 

障がいを持っている方々や社会的に不利な立場を強いられている方々は、とかく社会生活に生きづらさを感じてしまい、生きる希望を見失いがちになります。
しかしそんな人たちにも必ず「強み」があるはずで、この世に命を授かっている以上、その人に召された役目があるはずです。

決して無碍に扱われたり、切り捨てられたりしてはいけないのです。

その「強み」を活かすも殺すも、社会次第、人間次第、我々次第、あなた次第、私次第なのではないでしょうか。

 

個々人だけの話ではありません。地域的な格差、仕事内容の違い、組織の大きさ小ささ、年代別、性別、人種などなど様々な切り口でも同じことがいえると思います。

こんな話を聞いたことがあります。スーパーでの買い物中の一コマ。

  賢い主婦は、家族のためを思い、陳列棚の奥から牛乳を取り買い物かごに入れる。

  もっと賢い主婦は、環境のことを思い、手前から牛乳を取り買い物かごに入れる。そして牛乳の使い方を工夫する。

 

何が大切で、自分が出来ることは何かを考える、ということでしょう。

 

 

 

ホープ再生自転車販売

不要になった自転車を引き取り、再生して、販売しています。
倉庫には、これから修理が必要な自転車が順番を待っています。

そんな自転車たちを私たちは「これから車(しゃ)」と呼んでいます。

 

役目はまだ終わっていない、僕らにはこれから先の希望(ホープ)があると信じ、ペダルをこいでいきましょう。

 

執筆者:スタッフ小野

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ホープ工房

ホープ工房

ホープ工房は、札幌西区の障がい者就労支援事業所ホープで制作している手工芸品の販売サイト。
主たる支援事業であるホープ再生自転車販売で培ったノウハウを活かし、
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また、完全無添加・無着色の犬用チーズおからクッキーやプロミュージシャン監修の
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屋号 特定非営利活動法人 生活相談サポートセンター
住所 〒063-0004
北海道札幌市西区山の手4条1丁目1-28
営業時間 9:00~18:00
定休日:土・日・祝
代表者名 斎藤 博之 (サイトウ ヒロユキ)
E-mail info@hopekobo.com

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