事業所ホープ・手工芸今昔物語③
ホープ工房の誕生
事業所ホープの基幹作業は、ホープ再生自転車販売です。
男性のスタッフや利用者さんは、毎日楽しそうに「自転車いじり」をしています。
重たい荷物も硬くしまったネジも楽しそうに力をこめて持ち上げたり回したりしています。
力も技術もない女性にとって、 協力できることといえば防犯登録シールをはがしたり、 表面のクリーニングをすることぐらい…。
そんなもどかしい思いの中、ふと、再生魂がうずいてきました。
自転車修理の作業の中で出てくる、たくさんの部品やパーツを何か別なことに再利用できないか?
ホープ工房はそんな思いを形にしようという思いから誕生したのです。
まずは選別から。
使える部品、ねじ類、それはそれはたくさんあって、 段ボール箱いっぱいのものをより分ける作業から始まります。
型別・サイズ別、 細かく分けたら本当にきりがないほどたくさんのパーツがあります。
自転車の長い歴史の中でそれぞれが改良され、考え抜かれ今の形になっている。
ひとつひとつはそれだけでは役に立たないけれど、みんなでひとつになって、自分の役割を果たすことで自転車は 前に進むんですね。
「チェーン切り」できた!
その部品たちの中から、私が魅了されたのは、 チェーンを”チェーン切り”で外したり、 繋げたりする作業です。
(チェーン切りって面白い、 外したり固めたり両方できるんだ)
最初は、 たくさんのチェーン切りを用意するのに安価なものを買いそろえたの ですが、ことごとく壊れてしまいました。
でも、 やがて 徐々にコツをつかみ上手に操れるようになって、 グレードアップしたチェーン切でスイスイと、切ったり繋いだりができるようになり、星型や、 ギザギザのキーホルダーを成型することができるようになったので す。
ただ、ハート型は曲線をきれいに出すのがとても難しいです。
ホープ工房作業の様子 → クリック!
ジョンの誕生
そして、チェーンを固めて何かできないか、 という命題からオブジェの「ジョン」シリーズが出来上がりました。
これは、自転車つくりの名人と、ホープ工房で「師匠」 と呼ばれている職人さんの汗と涙の結晶です。
ジョンは、たぬき、ライオン、きつね、 見る人によっていろいろなものに見えます。(作者は「犬」 と思っているのですが)あなたのジョンは何にみえますか?
誰かにプレゼントしたらきっと喜ばれますよ!(良)
執筆:スタッフ斎藤
オススメ関連商品
チェーンクラフト「ジョン」
商品紹介
自転車チェーンで作った犬型の小物。「ジョン」といいます。
ホープ工房
ホープ工房は、札幌西区の障がい者就労支援事業所ホープで制作している手工芸品の販売サイト。
主たる支援事業であるホープ再生自転車販売で培ったノウハウを活かし、
自転車パーツを活用したアクセサリーやアイデアグッズを販売。
また、完全無添加・無着色の犬用チーズおからクッキーやプロミュージシャン監修の
ハンドメイドカホンなども販売。
屋号 | 特定非営利活動法人 生活相談サポートセンター |
---|---|
住所 |
〒063-0004 北海道札幌市西区山の手4条1丁目1-28 |
営業時間 |
9:00~18:00 定休日:土・日・祝 |
代表者名 | 斎藤 博之 (サイトウ ヒロユキ) |
info@hopekobo.com |